専門家によると、スターリンクの優れた特徴は、地球の周りの低軌道に打ち上げられた数千基の衛星が世界を網羅し、通信速度は200Mbpsという一般のインターネットと比較しても遜色ない速さでの接続を可能にしたシステムだ。もとは離島や砂漠など、通信インフラの無い地域でインターネット通信ができるように開発されたものだ。
そんなスターリンクが緊急時に活用された最初の例が、今年1月のトンガで発生した海底火山の大噴火だ。噴火により海底ケーブルが切断され、トンガは世界と遮断されたのだ。そこでスターリンクを展開するスペースX社は現地にターミナルを送り、電源が回復された地域でのインターネット通信を可能にした。
ウクライナやトンガを例に、今後は通信手段を海底ケーブルに依存するだけではなく、スターリンクのような衛星インターネットアクセスの確保も有事に備える必要がありそうだ。
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