AWSが米国向け第2のクラウドサービスを開設
AWS(Amazon Web Services)は、米国政府に対し秘密区分低~高(トップシークレット)まで、あらゆるレベルの機密情報に合わせるためのクラウドサービスを4段階で計画している。
AWSは最近、米国政府向けに秘密区分レベル、トップシークレットで運用される「AWS Top -SecretWest」を開設すると発表。
AWSは2014年に「Top Secret-East」を開設。名前から分かるように2つの地域のクラウドは1000マイル以上離れており、米国の国防や諜報等、国家安全保障組織がより柔軟にクラウドベースを使用できるようにしている。
AWSが2013年にCIAと6億ドルのクラウド契約を締結して以降、米国の諜報機関はずっとこの商用クラウドサービスを利用し続けている。前述したとおりAWSは米国政府に、あらゆるレベルの機密情報に合わせるため4段階に分けたクラウドサービスを提供している。
AWSの公式ウェブサイトによると、AWSリージョンクラウドには独立したネットワークと電源システムがあり、それぞれのリージョンは離れた場所からでもバックアップすることが出来るため、可用性を保ったまま使用することが出来る。また、Top-Secret Westは、米国国家情報長官の情報機関指令(ICD503)や、米国標準技術局(NIST)の特別出版物(SP)800-53 Revision4 などが要求するセキュリティ水準を満たしている。
偶然にも、Microsoftは類似したAzure Government Secretという機密データ専用のサービスを米国に提供している。さらに、ペンタゴンは11月にAWS、Microsoft、Orecle及びGoogleが数十億ドルの「JWCC」クラウドプロジェクトに入札することを発表した。
原文作者:Chris
原文責任編集者:Anny
翻訳者:黄群儒
校閱者:TNLJ編集部