2022-01-13 経済

2021年大きな躍進を遂げた台湾経済

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台湾税関が発表した貿易統計によると、2021年の輸出額は前年比29.4%増の4465億米ドル、輸入額は前年比33.2%増の3813億米ドル、貿易収支は653億米ドルの黒字といずれも過去最高を記録した。

2021年は台湾にとって非常に実りある1年となったといえる。経済成長率は6.09% に達し、1人あたりのGDPは初めて3万米ドルを超えた。

産業別の輸出統計を見ると半導体の成長率は27%、他に金属関連製品45%、プラスチック産業41%、化学品41%、運輸33%、電機設備32%、石油化学66%など高い成長率を示した。さらには労働集約型の繊維産業も20%成長を見せ、全体的にバランスよく成長したといえる。

 

2021年 台湾の貿易構造

台湾税関がまとめた2021年の貿易統計が発表され、過去最高値の黒字653億米ドルを創出した。その背景は下記の貿易構造があると考察される。

1、巨大マーケットのアメリカと中国への輸出額は非常に大きく、それぞれ260億米ドル、1047億米ドルの黒字に達しており、順当な収益を上げた。

2、今後の発展が期待されるASEAN地域に対しても、部品や設備の供給による黒字体制が確立できた。

3、材料やキーコンポーネント、精密設備などについては、日本や韓国からの輸入により、従来の赤字構造に変化は無かった。

4、エネルギー源となる石油の輸入により、対中東との収支は赤字であった。

5、対ヨーロッパでは、医薬の原料やハイテク設備の多くを依存した。

全体として見ると、天然資源のない台湾においては、必要な原材料や設備を海外から輸入し、国民の努力によってものづくりの世界に挑戦する経済発展モデルが形成されており、健康的な貿易構造だといえる。

 

(提供:台湾貿易センター)