2022-04-08 政治・国際

台湾ネットワーク使用最新レポート毎日のインターネット接続時間は全世界の平均より1時間多くTikTokは5大SNSの仲間入り

© DATAREPORTAL,《Digital 2022: Taiwan》

注目ポイント

TenMax騰学広告技術は、台湾におけるデジタル広告技術の自主的な研究・開発に取り組んでいる。台湾人は1日平均どのくらいインターネットを使用するのか? ネットで何をしているのか? どのサイトを一番よく使うのか? ネットショッピングする際、何がポイントになっているのか? 台湾のインターネットユーザーが今年重視してきたことトップ8を紹介し、台湾の消費者のデジタル習慣を垣間見てみよう。


 We are socialはKEPIOSと連携し、毎年初めに詳細なデジタルレポートを発表し、世界各国のデジタル使用状況に対して、包括的なデータ調査と分析を行っている。最新の「Digital 2022: TAIWAN」報告書は、2月15日に発表された。TenMaxはデジタル装備の客観的な洞察を伴い、目の前の次のステップを計画するための8つの重要項目を丁寧にまとめたので見てみよう。


 (1)台湾のデジタル利用状況

 インターネットユーザーは90%を占め、インターネット速度は32%向上1月までに、台湾のインターネット利用者数はすでに2172万人に達し、全体の人口の9割に相当する。この数字は2021年の2145万人と比べて、30万人近く増えた(+1.3%)。注目に値するのは、今年の成長幅は2020、2021の4.5%に比べて少し低いことだ。おそらく原因は、2019年末に新型コロナウイルスが蔓延し、その後2年間のインターネット使用率を大幅に向上させたため、近いうちに臨界値に達し、成長スピードが緩やかになったと推定される。


 すべてのネットユーザーの中で、95.8%の人々が携帯電話を通じてインターネットを使用する習慣がある。このことから、台湾のモバイル機器のインターネット速度も著しく向上し、前年より32ポイント成長し、54.00Mbpsに達した。また、スマートフォンだけでなく、台湾ではデジタルアクセサリーの多様化も進んでいる。データによると、22%の人が複数のゲーム機を所有しており、42%の人がタブレットを持ち、スマートブレスレット/ウォッチの普及率も32%に達し、台湾人の3人に1人が装着していることを意味する。

 

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(2)毎日8時間オンライン!

 ドラマを追い情報を探すことが大部分を占めている

インターネットサービスの普及により、台湾人はインターネットを愛する度合いが並外れてしまった。毎日インターネットを使用する時間は平均8時間7分に達し、全世界平均の6時間58分に比べて、1時間以上も増えた。そして、この数字は2020年に比べて10分増え、台湾人の生活におけるインターネットの重要性は増す一方で、減っていないことが明らかになった。

端末の選択では、携帯電話とデスクトップ(タブレットを含む)の使用時間比は51.8%対48.2%で、携帯電話が少し勝っている。実際2020年、携帯電話は43.7%で、デスクトップの50.3%に及んでいなかった。今は追いついただけではなく、むしろ少し追い越しており、携帯電話のインターネット接続はすでにトレンドであり、デジタル上で行動を体験できるよう考慮することが重要である。

 

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台湾人はインターネットに接続している間、何をして過ごしているのか?トップ6はそれぞれ、動画視聴(テレビ番組、映画、ドラマなど)、情報を探す、暇な時間を潰す、親友と連絡を取り合う、時事とニュースを見て、音楽を聞くことだ。ランキングでわかるように、動画視聴は今日のネットユーザーにとって、最も魅了されたオンラインコンテンツになった。

 

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(3)音声・動画コンテンツが増加中! 

テレビと音楽のストリーミング配信は無限の可能性を秘めている実際、映画やテレビの視聴者の96.8%が、より精度の高いコンテンツにアクセスするためにインターネットを利用したことがあると回答している。


 

台湾人のYouTube、Netflix、Akiyonなどのストリーミングプラットフォームの平均利用時間は、1日1時間13分を超え、1日の視聴時間の42.7%を占め、映像・音声の視聴方法の主流になっている。映画やドラマだけでなくオーディオコンテンツもネットで人気があり、インターネットユーザーの43.6%がSpotifyやKKBOXなどのストリーミングプラットフォームを通じて音楽を聞き、15.9%のインターネットユーザーはPodcastなどのインターネット番組を聞く習慣を持っている。


 

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(4)ブラウザの利用状況 Google、YouTube、Facebookが支配


 映像観賞のほか、情報検索も台湾人がインターネットを利用する大きな理由だ。

ウェブサイトの内容を見る時どのブラウザを好むか? データによると、Chromeは依然として大多数のユーザーに優先され、61.84%のトラフィック(通信量)の割合で安定して1位を占めており、次にSafariが28.4%のトラフィックの割合だ。

注目すべきは、Chromeは長年王者として君臨してきたが、トラフィックは昨年比で1.9%減少し、逆にSafariは、3.2%の成長を遂げた。また、近年2年間で浮上したMicrosoft Edgeブラウザは3.12%のトラフィックで3位を占め、昨年より44%成長し、目を引いたのと同時に、将来の伸びしろが期待できる。検索エンジン分野では、Googleが94%のシェアを占め、Yahooは4%しか残っていない。また、BING、Baiduはユーザー数が少ない。

 

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 では昨年、台湾の人々はGoogleで何をしていたのか? トップ20の検索結果によると、新型コロナウイルスのワクチン、株式市場、ニュース、天気などの時事ネタが注目されている。蝦皮、MOMOなどのEコマースプラットフォームもランクイン。コミュニティ部門では、有名掲示板のPTT、YouTube、FaceBook、Instagramなどがよく検索されている。

さらにGoogle、Yahooなどの検索エンジンを含む、最もトラフィックの多いサイトを見てみよう。YouTube、Facebookなどのコミュニティプラットフォーム、聯合新聞、自由時報、中時電子報、ETtoday、奇摩新聞などのニュースサイト、ブログサイト「Gangbang」や、中華圏最大のゲームコミュニティ「Bahamut」もその中に含まれている。


 (5)コミュニティ利用時間 1日2時間、携帯をスクロールさせて時間を潰す

2172万人のインターネットユーザーのうち2135万人が、コミュニティプラットフォームのユーザーであり、昨年より8.4%成長し、全国人口の89.4%を占め、世界で7番目だ。使用時間からいえば、台湾人は1日平均2時間4分をかけてコミュニティプラットフォームを利用しており、これは全世界平均より23分少ない。


 台湾人がコミュニティプラットフォームを使用する理由について、トップ5は、友人と連絡を取り合う、暇つぶし、みんなが何を話しているのかを見て、内容を探索し、時事ニュースを読むことだ。最もよく使われるコミュニティプラットフォームは

LINE(95.7%),Facebook(90.8%)、Instagram(70.6%)、Messenger(68.5%)とTikTok(35.2%)の順番である。

 

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では、どのようなコンテンツがソーシャルメディアプラットフォームで最も多くのフォロワーを獲得しているのか? 家族や友人からの近況報告とは別に、上位5つは、テレビチャンネルや番組(32.2%)、グルメ・レストラン(30.8%)、バンド・歌手(29.3%)、映画スター(29.3%)、ネット上の有名人または専門家(28.6%)だ。


 (6)Eコマースでの買い物行為 送料無料、割引価格、スムーズな支払い、が最も魅力的!

コロナ禍でオンラインショッピングブームが起こり、過去1年、インターネットユーザーの46.8%はオンライン上で買い物をした経験があると回答。Eコマース利用者全体の34.7%が食料品をオンラインで購入したことがある。

また13.9%のユーザーは中古品を購入し、38.6%のユーザーは購入前に比較材料として3社を使い、最もお得な商品を見つける。近年発展した「先買い後払い」システムも、7.9%のユーザーが使用している。

オンラインショッピングについて、ユーザーが感じる魅力上位5つは、それぞれ送料無料(67.5%)、割引価格(53.5%)、簡単な支払い手続き(40.8%)、代引きオプション(38.5%)及び消費者の評価(34.2%)だ。Eコマースブランドや販売者がユーザーを効果的に巻き込んで購買をさせたいのであれば、上記から始めてはいかがだろうか。

 

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 (7)ブランドマーケティング 検索エンジン、口コミ、ウェブ&ソーシャル広告、どれも欠かせない

マーケタ―として最も重要なことは、視聴者がどのようにブランドの情報にアクセスできるかということだ。データによると消費者がブランド情報を調べる際の情報源上位6位は、検索エンジンによる検索(45.6%)、友人や家族による口コミ・推薦(42.8%)、オンライン広告(35.5%)、アプリ内広告(33.5%)、テレビ広告(33.0%)、ソーシャルメディア広告(32.2%)である。

 

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一方、6割の消費者は買い物する前にまずインターネットで検索し、オンラインユーザーの約半数が過去30日間にブランドの公式サイトを訪問し、14.6%が少なくとも一度はウェブサイト広告をクリックしたことがあると回答。上記のデータの結果、ブランドのオンラインショッピング化の有無に関わらず、消費者が検索した際に良質な情報と良い印象を与えるようなデジタルマーケティングを展開する必要がある。


(8)ネットプライバシー意識 偽情報、個人情報の心配が年々高まる

インターネットの使用行為がますます成熟するにつれて、ネットユーザーたちのサイバーセキュリティとプライバシーの問題に対する意識もますます高まっている。

データによると、約半数(48.8%)のユーザーはネット上で偽の情報が蔓延し、真実/虚偽の情報を区別できないことを心配している。また、33.1%のユーザーは第三者が手持ちの個人情報を乱用する可能性があることを心配していると回答し、その割合はどちらも昨年より3.3ポイント上昇した。また、約35%のユーザーが過去1か月以内に自分のクッキー(Cookie)記録を削除し、インターネットユーザーが自分のデータを管理することに熱心であることが分かる。

 

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 デジタル世界は急速に変化し、ユーザーには年々異なるニーズと傾向がある。毎年更新される年次報告書を通じて、マーケタ―は台湾の消費者のデジタル使用習慣を観察し、マーケティング意思決定に適用する洞察を整理することができる。レポートの内容に興味があるなら、全文を読むべきだろう。

 



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