手軽に飲めるアルコールの缶飲料──愛飲している人が多いと思われるが、どれくらい飲まれているのだろう? クロス・マーケティング(東京)が全国20歳~69歳の男女を対象に実施した「缶入りアルコール飲料に関する調査(2022年)」によると、男女では男性の方が愛飲している実態が明らかになった。
調査期間は3月25日(金)~3月28日(月)で、全国の20歳~69歳の男女1,100人を対象にインターネットリサーチで行った。
缶入りアルコール飲料を飲む頻度は「週1日以上」が男性で44.4%と、女性で25.6%となり、とりわけ男性では「週に5日以上」と回答した割合も17.8%と高くなっている。また、年代が上がるにつれ飲酒頻度も高い。
この春飲みたい缶入りアルコールを聞くと、「ビール・発泡酒」が58.8%、「果実系チューハイ・サワー」が55.7%と、ビール系飲料とチューハイ・サワーに人気の差がほとんどない。一方、男女別でみると、男性は「ビール・発泡酒」(69.2%)、女性は「果実系チューハイ・サワー」(66.4%)とトレンドが違うようだ。アルコール度数についても、男性ではアルコール度数5%以上、女性では3%程度と好みが異なる。
他方、「ハードセルツァー」について聞いてみると、その認知度は20.0%。認知問わず4割の人が飲みたいと思っている様子。ハードセルツァーとは、ハード(アルコール入り)のセルツァー(炭酸水)からの造語で、蒸留酒か醸造酒を含む炭酸水に果汁や果実フレーバーなどを添加した飲み物だ。この調査からもわかるように、女性に好まれる傾向にある。食後や入浴後など、ちょっぴりアルコールが欲しい時にちょうど良い飲料かもしれない。